まさか自分は「繊細さん」?
こんにちは、花です。お元気ですか?
最近よく見かけたり、耳にする言葉。「繊細さん」
HSPの繊細な気質から、こういった呼ばれ方をするようになったようですね。
今日は「繊細さん」「HSP」についてのお話です。
「繊細さん」に関する本は、私が日本にいる頃から人気で、本屋さんでよく見かけていました。でも私、実際にそれらの本を手に取ってみたことはありませんでした。
なぜかというと、私は自分が繊細だなんて全く思ったことがなかったからです。
HSP(Highly Sensitive Person)は生まれつきの性格のことなので、私は生まれてから30年近く繊細であったはずなのですが、全く自覚はありませんでした。
むしろ、自分は図太くメンタルが強いほうだと思っていたくらいでした。
私はこれまでどんなにつらいことがあっても、あまり逃げるという経験をしたことがありません。納得いかないことや、理不尽な仕打ちにも耐えてきたつもりです。この忍耐強さだけが、自分の長所だと思っていたのです。
でも今思えば、私がHSPやアダルトチルドレンでなければ、そんな環境にはさっさと見切りをつけて逃げていたかもしれませんね。
それが健全な人の反応だったはずです。
ただ私は、前職で精神疾患の既往がある人と出会う機会がとても多かったのですが、「世の中にこんなに精神を病む人がいるのに自分はそうではない。なんて図太いんだ」と自分に関心していました(笑)
自分のことは自分が一番理解してあげなくてはいけなかったのに、全然できていませんでした。無意識に「もっと頑張れ、もっと耐えられるはずだ」と自分にパワハラしているような状況でしたね(笑)
ネットで検索して出てくるHSPの自己診断テストをいくつか試してみたところ、どの結果も高度のHSP。
たとえば、
他人といるとエネルギーを使うので、一人の時間が必要。
誰かが機嫌が悪いと、自分のせいかもしれない、自分が機嫌を取らなくては、と思ってしまう。
悲しい映画やニュースを観ると、共感しすぎてしばらく立ち直れない。
自己肯定感が低い。
カフェインに敏感。
などなど。
面白いほど、ほとんどの項目にチェックがつくのです。
こうやって改めてみてみると、「そうか、自分は繊細なのか。それなら生きづらいのも当然だ。もっと自分に優しくしてあげなくては。」
という風に考えられるようになりました。
逆に、ほかの人はこんなこと気にしないのか、と驚くことも多かったです(笑)
一番悲しいのは、HSP以外の人に私たちのこういった気質を理解してもらおうと思っても難しいことですね。
自分とはかなり長い付き合いですが、ようやく自分を理解してあげられそうです。そして、自分のこの気質に合わないことはなるべく避けて生活していこうと思いました。